部活動と学習・進学に関する医学生の適当な考察

部活動と勉強。これを2つともに満足のいく成績を残している人は文武両道と言われ、学生の大きな目標である。実際、多くの学校や学生個人の目標として「文武両道」をあげている人は多い。これは、実際のところこれは可能なのだろうか?夢物語なのではないのだろうか?
 まず、それぞれの両立しているという定義が難しい。一般に部活動で成功しているというのは、その分野で全国トップレベルになることであると思われていることが多い。しかし、勉強はどうか?自分の学校で上位の成績を取れば評価されることが多い。
 この時点で、それぞれ比べるラインが大きく異なり「文武両道」の実行の難しさがわかるのではないだろうか。
 高校は多くの人の場合、自分の学力に見合った高校に行くことが多く そこで上位を取るのは努力次第ではどうにかなると思う。
 しかし、部活は全国のその競技を行なっている人比べることとなり、努力は重要だが、才能・練習環境などが優れている人の方が結果を出しやすい。
 では、文武両道などは目指すべきではないのか?
 そういうことは、決してないと思う。某旧帝大の医学部医学科という世間一般に見て優秀とされる学生を多く私は見てきたが、彼らの多くはその高校・大学時代の目標を「文武両道」にしている。確かに、医学生だが陸上の日本選手権決勝まで進む天才もいることにはいるが、多くの医学生はいわゆる運動音痴である。
 では、なぜ「文武両道」を目標にできるのか?それは、彼らが自分の目標をうまく設定してそれに努力できる力があるからである。世間的に部活を頑張ってると思われていなくても、自分の限界まで頑張る。部活を頑張った上で、勉強もする。この時、自分の目標を立てたり、練習の頑張り方を自分で設定できる人間は勉強も効率よくできて成績を短時間で出しやすい。これは、部活引退後に成績が伸びる理由だ。
 多くの進学校では、部活動を消極的にして勉強時間の確保をしようとしている気がする。これは、限りある時間で効率的な勉強をできる生徒を生み出さない教育なだけでなく、大げさでなく日本経済の大きな損失であると思う。将来的に、高収入になる可能性が高い人間に運動・スポーツは無駄なものと考えるようにする教育は日本のスポーツの発展を大きく妨げ、スポーツ業界が崩壊する。
 これを読んで、少しでも部活が悪いものではないと思ってくだされば幸いです。